三軒はしご。
喫茶店入る前裏手の通りを散歩した。トラベラーズ何チャラみたいな店を見る。酔ってないはずなのに狂ったことをしたくなって困る。トラベラーズノート見てる女の人にかませーやろうかとしたけど思いとどまった。でもその垣根はたぶんそんなに高くない。すぐに向こう側に行ってしまいそうだ。このような気分に襲われることが最近多い。でも悪い気分じゃないい。結局おとなしく見学して店を出た。二階のカフェと何の毛かわからないハンドブラシに後ろ髪をひかれながら。
コーポ神山のあたりの路地がすごくノスタルジックでここで暮らせたらどんなにいいか想像してみた。誰と住んで何を食べてどんな風に寝るのか。夏になったらビール片手に窓辺で何を話すのか。近くにあるかわからないけど銭湯に桶持って行きたくなる感じ、赤い手ぬぐいマフラーにしたくなる感じ。
たぶんこの建物はあの歌ができた頃ぐらいにはすでにあって住んでる人もまさにあんな暮らしをしていたんだろう。生活は小さな円の中で完結していていまよりずっとルーティンに近い日々を送っていたんじゃないか
オトナ帝国の逆襲にあったような匂いがこの辺りにはほんの少し残っているような気がする。
僕は生まれる時代を間違えたかもしれない。
相変わらずメロンパンは食べてない。