頭の中がうるさい

散歩とか音楽とか

あの人の夢を見た

昔バイト先にいたあの人の夢を。

あの人のおじいさんとあの人が出てきて、おじいさんが居酒屋か定食屋かその両方みたいなお店をやっていたのでご飯を食べさせてもらうなどした。他にも色々したはずなのだがもう忘れてしまった。
僕もあの人もまだ思春期くらいの子供で、お互いの世界は今よりもっとシンプルだった。そこにはまだ
意地悪な白鳥も口うるさいカレンダーもいなかった。世界は今見ている世界がすべてであらゆるものは完璧な円の中で回っていた。
昔のあの人にあったことはない。ただ 昔の記憶を共有できたような感覚が残った。

目が覚めたときには外を雨が降っていて空は暗く、朝なのか昼なのかも分からなかった。

夢を見て起きたとき、雨が降っていると夢の余韻に長く深く、良く浸れる気がする。
今日は一日、夢のおかげでほんのりとした幸福感が僕をずっと包んでいた。