よる日記

散歩とか音楽とか

思えば幸せな日々だった

とうとう完全に振られたみたいだ。振られたというより放置されてるわけだけど。連絡が来なくなって久しい。

一月の下旬あたりからなんとなく様子がおかしくなって連絡が来る頻度が落ちた。だいたい寄越すのと受けるのの比率が1対1くらいになったころ、僕はもう完全に終わったのだと嘆いたものだ。毎日息をするのが苦しく、誰と会っても何の慰めにもならなかった。
それがその後そういうテンションでなんとなく続き意外と持ちこたえた。旅行に行ったりなんかもした。
何を振り替えろう、何かを振り返りたい。思えば幸せな日々だったわけだから。思い出さないとその幸せも形を失ってしまうわけだから。


旅行のことを書く。どう書けばいいか分からんから時系列でかく。

たぶん行こうということになったのは俺の:青春18切符が残ってたから。地元の友達と温泉旅行に行ったきり使わなかったから大分余ってた。

相談して、いやしてない、あの子はいつものようにどこでもいいよ、ってテンションをしてたから。投げやりなわけじゃ決してなくて、貴方となら何処でも楽しいのっていう表情だ。自惚れではないと思う。
まあとにかく伊豆になったのだ。

渋谷でkoの友達二人と会った次の日だった。確か胃の調子が悪かった。
集合は俺の最寄り駅で渋谷から18切符使ったんだっけか。電車ん中でバランスとる遊びみたいなのしたきがする。

戸塚過ぎたあたりから確か人が減って座った。優先席で口元かくして後ろ向いて電話してるおじさんが居てなんか面白かった。
熱海ついて最初に駅前地下のビルのご飯食べに行った。前行ったとこが混んでたから別の店へ。海鮮の丼食べたけど詳しくは忘れちゃった。

そっからちらっと商店街の方行って伊藤園ホテル入って天ぷら冷やかして電車乗った。
伊豆高原で降りて歩いて喫茶店まで。ちょっと雨降ってたんだっけ。あの子の写真をそこでもらった。イヌと写ってるやつを。とにかくキュートだった。

店出て駅戻って下田まで。下田ちと散策して地元のおばさんに地図もらった。コンビニで菓子パの準備してそっからバスで海辺の宿まで。宿までは結構歩いた。着く頃は日が暮れかかっていて海をバックにあの子の写真をとった。俺のモッズコートを着たとても可愛い写真を。

宿では二人で食べた中で一番ちゃんとしてるご飯を食べた。うっかりエビを食べて少しびびってた。

部屋へ戻って眠くない遊びしてセックスしたりテレビを見たりした。ダブルベッドでゆっくりできた。

テレビでは有吉反省会にオネエが出てて互いの服を交換すると俺も完全にオネエだった。みたいな感じで寝た。


二日目、チェックアウトぎりぎりまで寝て昨日とは別の道から下へ降りた。バスまで少し時間があるのでコンビニへ行くなどした。そっから下田バーガー食べてペリーロード行って黒船に乗った。やたら黒船長くてあの子の膝の上でずっと寝てた。

そっから電車でかえる。小田原おでんはスルーして鎌倉へ行ってなんか串に刺さったのを食べた。

その後スープカレー侍へ。店に居る間によっさんから電話があった。

そのあと俺んちに一緒に帰った。行為の最後あの子は好きーと言っていた。確かに充実した一日で俺も手応えのようなものを感じていた。また気持ちを巻き返せられたと。

ただやっぱりすべては相対的で隣の芝生は青くて大切なものは失ってから気づくんだ。好きと言われたとき俺は俺もだよと言ってあげられなかった。いつもの嘘っぽさが俺を包んだ。

次の日、大学へ行こうとした俺へあの子は行かないで!と言った。泣きそうな声で。ひさびさにあの子からの切実な好意を感じたものだ。

その後どうしたかは覚えていない。


とにかくこの旅行は日にちが経っていない後日から思い返してもじゅんど100パーセントの幸せだった。何にも悪いことは起きず穏やかで甘い思い出だ。


今はあの子に会えなくて悲しい。またあの甘い声を聴きたい柔らかな体に触れたい優しい眼差しに包まれたい。今日はきっと眠れない。