頭の中がうるさい

散歩とか音楽とか

俺はなにも成長していない

夕方から技能が二つ。
スローカーブをもう一球の一篇を読んだ。諦念とか現実の酸っぱさとかを全体的に美しく纏めていた。良かった。
異界が覗く都市を読む。アキラ、ナウシカ、2001年についての文章。やはりこのてのは興味をひく。
昼食時、現場監督をやっている30代の人と話した。食後も一緒に喫煙室へ行き、LINEを好感した。夕食はこの人のグループに誘われ一緒に食べたがみなさんまあ喋らない。これなら一人で食べた方がましだ。明日から一緒に食事するかと思うと思いやられる。
でも、よる少しいい気分だったので後輩のhちゃんに電話をしようと思う。素面は流石に怖かったので酒をいれにセブンへ急ぐ。ビール一杯じゃ不安で、部屋にある赤ワインを二杯くらい飲む。温くて渋くてそれはそれはまずいもんだったけど強くなるためだ、仕方ない。そんなにリラックスできたわけでもないが準備完了ということにした。外へ出てダイヤルを押す。最初繋がらず五分くらい経って川の前の階段でタバコ吸ってると向こうからかかってきた。
川の話、実習の話、あのこの体勢の話、カズオイシグロの話などをする。
盛り上がらないではないけれど、やはりどこかうまく交わってない感がある。何が原因なのだろう。俺に関してはやはりキャラとか繕う感じがその根底にあるんだろうけどあのこはどうなんだろう。去年の夏に学科の友人の紹介で夏祭りに一緒に行った娘ともこんな感じだった。あの娘に対しては知り合いの紹介ということで変な手を出すわけにもいかずポジショニングが最後まで定まらなかったわけだけど今回も結局そうなのかもしれない。人との関係を何かしらの方向で離陸したい場合はとりあえずなにか具体的な物語に身を置く必要がある。それが美しいものと言えずとも。あの娘にもやはりそんな適当な手を打ちたくない。けどそうだとして裸でぶつかってどうにかなるような未来も想像できない。そもそも自分の裸なんてもはやわからない。どうしていいかわからない。