マイルス・デイヴィスがあんまり好きじゃないなあ。ピィーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーんって吹き鳴らさないことがまずなくて、あれこの曲では大人しいな？って思ってても絶対どっかのタイミングでピィェェェェェェィィィィィィンが、来る。
だから彼の演奏を聴いてる時はいつもピィンの到来を恐れて臨戦態勢を崩せず落ち着かない。サムシンエルスの枯葉なんかは曲始まって速攻で来るからその後はガード取れるけど曲の中盤での不意打ちとかマジでやめてほしい。
正直うっせえよ、と思う。自己アピールが過ぎるのだ。ハイハイ、わかったわかった。お前の言いたいことはわかったから少し音量を下げてくれんかね。
天下のマイルス様の良さすらわからないなんて可哀想な耳だな、と言われそうだが自分でもそう思う。同じトランペットでもチェット・ベイカーをうるさいと感じたことはないからやっぱマイルスさんの吹き方が嫌なんだろう。
いつかこの記事見返して恥ずかしいな、と思える日は来るのだろうか。もし来たとしたらその時の自分は音楽の趣味だけでなく他のいろんなことも変わってしまっているだろう。よくわからないがそうなった自分のことは、少なくとも今は、あまり好きになれそうにない。
あ、ついでに言うとロックも嫌いです。
ロックていうかカッコつけたロックが嫌い。ビートルズはいいけどローリング・ストーンズは嫌い。ミスチルはいいけどB'zは嫌い。みたいな感覚、分かる人いますでしょうか。
カッコいいんだろうなってのは分かるけど格好いいとは思わない。美人ってのは分かるけど全然タイプじゃないっていうのと近いてか同じ。格好つけてることそれ自体がなんかもうカッコ悪いってか聴いてて恥ずかしくなっちゃう。頼むから誰かと過ごす食事の席なんかではかけないで欲しい。かっこつけロックを流す飯屋とかホント行きたくない。二郎でかかるヘビメタとかはいいよ。雰囲気にあってるし。ちょっとおしゃれ感出してる店で生活になじまない自己アピール強めの音楽をかけてるのが一番嫌だ。
そもそもヘビメタはあんまカッコつけてる感を感じなかったや。
