頭の中がうるさい

散歩とか音楽とか

幸せのイメージ

いつの間にか眠りに落ち目を覚ます。あたりは暗く朝なのか夕方なのか時間の見当もつかない。眠りの世界に半分アタマを突っ込んだまんま寝室から居間へゆっくりと向かう。居間からは暖かい光が漏れ廊下に一本の線を作っている。ドアを開けると料理の匂いと家族の談笑の声に包まれる。「ずいぶん寝てたのね、疲れは取れた?」親密な空間が僕を待っている。お腹が空いている。とりあえずみんながもう食べた暖かいスープを持ってきてもらう。ぼんやりとした心身に現実の栄養がだんだん沁みていく。


それでも現実の世界からはまだ距離がある。